いちにち、古典 田中貴子著
昔の人々の営み 「とき」と「心」
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私事だが、1月に手術を受けた。その病み上がりの身に、本書はちょうど良かった。「日本古典文学のなかに現れる〈とき〉とそれをめぐる人々のものがたり」(まえがき)。1日を「あさ」「ひる」「ゆう」「よる」そして「まよなか」に分け、それぞれにおける人々の営みを古典作品から読む。「暁の別れ」「葬送の夜」などを主題に、時代を超えた作品や史料が次々と繰り出される所は著者の自家薬籠中の方法とも言え、いつもながら心...
昔の人々の営み 「とき」と「心」
私事だが、1月に手術を受けた。その病み上がりの身に、本書はちょうど良かった。「日本古典文学のなかに現れる〈とき〉とそれをめぐる人々のものがたり」(まえがき)。1日を「あさ」「ひる」「ゆう」「よる」そして「まよなか」に分け、それぞれにおける人々の営みを古典作品から読む。「暁の別れ」「葬送の夜」などを主題に、時代を超えた作品や史料が次々と繰り出される所は著者の自家薬籠中の方法とも言え、いつもながら心...
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