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ベネチア映画祭、湯浅政明監督の新作アニメ選出

古川日出男の小説をアニメ映画化した湯浅政明監督「犬王」 ©"INU-OH" Film Partners

ベルリン、カンヌと並ぶ世界三大映画祭の一つ、第78回ベネチア国際映画祭が9月1~11日に開かれる。昨年、最高賞「金獅子賞」を受賞した「ノマドランド」が今年の米アカデミー賞作品賞を獲得するなど、年明けの賞レースの起点となる映画祭として近年注目を集めている。コンペティション部門をはじめとする各部門には今回もアートから娯楽まで多彩な作品が並んだ。日本からは湯浅政明監督による劇場アニメーション映画「犬王」が革新的な作品を集めるオリゾンティ部門に選出された。

コンペティション部門の審査員長は「パラサイト 半地下の家族」で英語以外の言語の作品として初めてアカデミー作品賞を受けた韓国人のポン・ジュノ監督が務める。アジア人の審査委員長は、コン・リー(中国)、チャン・イーモウ(同)、アン・リー(台湾)に続き4人目。「ノマドランド」のクロエ・ジャオ監督(中国)も審査員として参加する。

最高賞を競うコンペには国際映画祭常連のペドロ・アルモドバル(スペイン)、「ピアノ・レッスン」で知られるジェーン・カンピオン(ニュージーランド)、「魂のゆくえ」が記憶に新しいポール・シュレイダー(米)ら名匠の新作が選ばれた。

オリゾンティ部門に選出された「犬王」は、古川日出男の小説「平家物語 犬王の巻」(河出書房新社)が原作。キャラクター原案は「鉄コン筋クリート」の漫画家・松本大洋、脚本はドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の野木亜紀子。舞台芸術、能楽の世界でスターダムに駆け上がる能楽師・犬王と琵琶法師・友魚の友情を描く。湯浅監督は「室町時代にロックな演奏で歌唱で舞で、自分の生き方を貫き、宿命的な奈落から駆け上がって行った2人。映画は見てるだけで胸が熱く、あがるものになるはず」とコメントを発表している。日本公開は2022年初夏を予定している。

(近藤佳宜)

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