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囲碁・井山が3期ぶり王座 芝野破り2年7カ月ぶり五冠

(更新)

9日朝から甲府市の常磐ホテルで打たれていた第69期囲碁王座戦(日本経済新聞社主催)五番勝負の第5局は午後5時9分、挑戦者の井山裕太四冠(32、棋聖・名人・本因坊・碁聖)が161手で芝野虎丸王座(22)に黒番中押し勝ちし、対戦成績3勝2敗で3期ぶりの王座に復位した。王座通算7期目。井山新王座は2年7カ月ぶりに五冠に返り咲いた。

持ち時間各3時間のうち、残りは芝野王座が1分、井山四冠が3分。

対局後、井山新王座は「一時、三冠に後退したときは、再びタイトルを増やすのは難しいと思っていた。五冠に戻せてうれしい」と話した。井山新王座の通算タイトル獲得数は67になった。

この日の対局は、黒13まで第1局と同じ進行だった。序盤は中央を重視する芝野王座に対し、挑戦者が足早に地を稼ぐ展開になった。挑戦者が上辺黒57から白を分断する戦いを仕掛けると、王座は左上の白石を114、116と手堅く補強し、中央の黒の一団に圧力をかける作戦に出た。拮抗した攻防が続き、「半目を争うヨセ勝負になる」と立会人の三村智保九段ら検討陣はみていた。

形勢が急転したのは、王座が白150、152と中央の黒に迫った場面だ。「王座は黒の大石を厳しく攻めてポイントを挙げようとしたが失敗し、逆に地合いで大差をつけられた」と解説の鶴山淳志八段。「両者が持ち味を発揮し、手に汗を握る好局だった」と話した。

井山新王座は2016、17年の2度にわたり、七大タイトルを独占した第一人者だ。一時は三冠に後退したが、今夏の碁聖戦でタイトルを奪取して四冠となっていた。

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