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カンヌ映画祭ラインアップ 早川千絵監督の初長編に注目

5月17日~28日に開催される第75回カンヌ国際映画祭の公式上映作品が出そろった。最高賞「パルムドール」を競うコンペティション部門に日本映画はなかったが、是枝裕和監督が韓国で撮影した「ベイビー・ブローカー」が選出された。斬新な作品を集める「ある視点」部門には早川千絵監督の長編デビュー作「PLAN 75」が選ばれる快挙があった。

フランスを代表する俳優ヴァンサン・ランドンが審査員長を務めるコンペは全21作品。パルムドール受賞者は是枝、ダルデンヌ兄弟(ベルギー)ら4人。デヴィッド・クローネンバーグ(カナダ)、アルノー・デプレシャン(仏)ら常連組に加え、「ウェンディ&ルーシー」など未公開作が日本でも公開され映画ファンが劇場に殺到した米インディーズ監督ケリー・ライカート、死に至る人間の姿を凝視した異色作「ルイ14世の死」で鮮烈な印象を残したスペインの鬼才アルベルト・セラら初入選組が並んだ。

ウクライナ侵攻について批判しているロシアの演出家であり映画監督でもあるキリル・セレブレンニコフの新作も選ばれた。アジアからは是枝、パク・チャヌク(韓国)、サイード・ルスタイ(イラン)と3人だった。

「ある視点」に出品が決まった早川の「PLAN 75」は、高齢化が進んだ日本で安楽死を推奨する国の事業を描いた社会派ドラマ。問題が山積する日本の未来を鋭く切り取った先見性が評価されたようだ。

河瀬直美が総監督を務め2部作で公開される記録映画の1作目「東京2020オリンピックSIDE:A」がクラシック部門で、山崎樹一郎監督「やまぶき」が同映画祭と並行して開かれるACID部門で上映される。

名誉パルムドールは米の黒人俳優フォレスト・ウィテカーに贈られる。

(近藤佳宜)

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