/

佐藤将棋連盟会長、王座挑戦まであと1勝 19日決定戦

第69期将棋王座戦、木村九段と 35年ぶりの偉業なるか

準決勝で飯島栄治八段㊨を破り、王座戦の挑戦者決定戦進出を決めた佐藤康光九段・日本将棋連盟会長(6月25日、東京・渋谷)

永瀬拓矢王座(28)への挑戦権をかけた第69期将棋王座戦(日本経済新聞社主催、東海東京証券特別協賛)の挑戦者決定戦が、19日午前9時から東京都渋谷区の将棋会館で指される。藤井聡太二冠(18)ら強豪ひしめく挑戦者決定トーナメントを勝ち上がったのは、日本将棋連盟の会長を務めるベテランの佐藤康光九段(51)と、木村一基九段(48)。現役将棋連盟会長のタイトル戦登場となれば、1986年に名人戦で挑戦した故・大山康晴十五世名人以来、35年ぶりの偉業となる。

将棋連盟の会長は、約200人の棋士・女流棋士たちを束ねる重職だ。タイトル戦の就位式では、壇上でタイトル保持者に賞状などを手渡すのも会長の役割。「もし佐藤会長がタイトルを取ったら、誰が渡すんですかね?」。将棋連盟理事の間ではそんな会話も交わされている。

会長職は激務で、将棋の研究に十分な時間をとるのは難しい。大山十五世名人は会長時代、対局の日にも会議に出席し、盤の前にいない時間も長かったといわれる。佐藤会長は「挑戦者決定戦も記憶にないくらい久しぶり。力いっぱい頑張りたいと思います」と19日に向けて抱負を語る。

19日の王座戦挑戦者決定戦を戦う佐藤康光九段㊧と木村一基九段

挑戦者決定戦で戦う木村九段は、2019年に史上最年長46歳で初タイトルの王位を獲得して多くのファンを涙させた「中年の星」。昨年、藤井二冠に王位を奪われて現在は無冠だ。木村九段は8日の準決勝に勝った直後、「(佐藤会長という)相手のことはあまり気にしないように。(タイトル戦に出られる)最後のチャンスでしょう。精いっぱい頑張りたいと思います」と抱負を語った。

現在「4強」と呼ばれる渡辺明三冠(37)、豊島将之二冠(31)、藤井二冠、永瀬王座の4人は10~30代。こうした年代が指し盛りといわれる中で、2人合わせて99歳という挑戦者決定戦の組み合わせは実に新鮮だ。

(柏崎海一郎)

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン