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原田慶太楼さん「邦人作品を世界に」 東響の正指揮者に

東響正指揮者に就いた原田慶太楼ⒸT.Tairadate/TSO

4月、東京交響楽団の正指揮者に就いた。既に約20回の共演を重ねる間柄だ。「指揮者の音楽を理解してくれるだけでなく、一人ひとりがやりたい音楽を投げかけてくれる。対話が楽しいオーケストラ」。早くも"東響愛"があふれる。

高校で渡米し米国やロシアで研さんを積んだ。米サバンナ・フィルハーモニックでは音楽・芸術監督を務める。日本で初めてのポスト就任に「歴史に残ることをやりたい」と意気込む。

力を入れるのが、サントリーホール(東京・港)との共同企画「新曲チャレンジ・プロジェクト」。子供たちが作ったメロディーを使い、若手作曲家に新曲を書いてもらう。作曲家と一緒に作品を磨き上げ、12月に初演する。「一回きりではなく、世界に持って行き演奏していく」という。「日本人指揮者として、日本人の作曲家を広めていかなければ」との思いからだ。

17日、同ホールで就任記念公演を開く。自己紹介をするような凝った選曲だ。

米国の作曲家、ティケリの「ブルーシェイズ」は自らの原点である吹奏楽の作品。バーンスタインは「ウエスト・サイド物語」に憧れ、音楽の世界に入るきっかけとなった音楽家だ。彼の作品の中から「セレナード」を選んだ。「作曲家が僕の年齢に近いころの曲を演奏したかった」という。

この曲とほぼ同時代のショスタコーヴィチ「交響曲第10番」をメインに置く。指揮を学んだ地であり、得意とするロシアの作品だ。

外国人の代役を含め、新型コロナウイルス下で八面六臂(はちめんろっぴ)の活躍を見せる。1週間で4楽団を指揮したこともあった。「忙しいが大変とは思わない。喜んでくれる人がいることが、エネルギーになるから」。36歳。

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