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柿の色 ノンフィクション作家 佐々涼子

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今年も釜石から宅配便が来た。段ボールのふたを開けると、大ぶりの柿が並んでいる。秋も深まり、初霜の降りる頃毎年届く甲子(かっし)柿である。普通の柿より色が濃く、落下寸前の夕陽の色をしている。

なぜこんな色なのか。それは渋柿を石造りの室に入れて一週間、煙で燻(いぶ)して渋を抜いているからで、この製法は甲子地区にしかないそうだ。

燃えるような赤い色が目に沁(し)みる。私はこれを見るたびにどういうわけか、...

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