ENEOSや丸紅など、商用EVのフォロフライに11億円出資

商用電気自動車(EV)を開発するスタートアップのフォロフライ(京都市)は31日、ENEOSホールディングス(HD)や丸紅など8社から計11億円の出資を受けたと発表した。車両やシステム開発の費用にあてる。
フォロフライのEVを導入すると発表しているSBSHDや大阪ガス、関西電力なども出資した。各社にEVを使ってもらい、電池交換式の充電インフラ整備や、車載電池の再利用などで協力する。丸紅は子会社がフォロフライの販売代理店となり、車両整備も担う。
調達した資金で日本向け物流EVの設計や開発を進め、商用車の運行管理や充電時間の最適化に使うIT(情報技術)システムも開発する。
同社は2021年8月の設立。設計したバンタイプのEVを中国の商用車メーカー東風小康汽車に生産委託し、日本で販売している。24年夏には年間100台以上の商用EVを納車できる体制を整えたい考え。