Jパワー、純利益65%増に上方修正 23年3月期
Jパワーは31日、2023年3月期の連結純利益が前期比65%増の1150億円になりそうだと発表した。最高益を見込んだ従来予想(55%増の1080億円)から利益幅が広がる。資源高によりオーストラリアに権益を持つ石炭の販売益が想定を上回る。年間配当は前期比5円増の80円と従来予想を据え置いた。
売上高は72%増の1兆8690億円と750億円上方修正した。22年7〜12月は豪州の発電用石炭の価格が1トンあたり400ドルと従来想定より約5%高かった。燃料高により国内外で電気の販売価格が高く推移したことも寄与する。
同日発表した22年4〜12月期連結決算は、売上高が前年同期比98%増の1兆4015億円、純利益が2.7倍の1110億円だった。