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三菱自、22年3月期純利益500億円に上振れ 値引き抑制

三菱自動車は31日、2022年3月期の連結最終損益が500億円の黒字(前期は3123億円の赤字)になりそうだと発表した。今期の上方修正は3回目で、従来予想から100億円引き上げた。北米や東南アジアで新型車の販売が好調で、値引きを抑えることで採算が改善する。為替の変動も利益を押し上げる。

売上高は前期比37%増の2兆円と、従来予想を100億円引き下げたが、営業損益は700億円の黒字(前期は953億円の赤字)と従来予想から100億円上振れする。半導体不足による卸売販売台数への影響が1万台拡大し、通期で10万5千台の減少を見込むものの、米国などで発売した多目的スポーツ車(SUV)の新型車が好調で、値引き原資となる販売奨励金(インセンティブ)を抑えている。

調査会社オートデータによると、12月の米国市場での奨励金は1台あたり1464ドル(約17万円)と前年同月比で68%減った。為替の追い風も大きく、従来予想に比べ、米ドルに対する円安が65億円、円に対するタイバーツ安が46億円それぞれ通期の営業損益見通しを押し上げる。半導体不足による営業損益への影響が今期に315億円に上るが吸収する。ただ、池谷光司副社長は「来期前半は(部品不足など)今の状況が続く」と述べた。

21年12月以降、エアバッグの不具合を主因として軽自動車の一部車種で生産と販売を停止している問題をめぐり、長岡宏副社長は「運転席エアバッグの変更を主とした対策を検討しており、決まり次第国土交通省に相談する。対策の確定には今しばらく時間がかかる」と述べた。部品交換などの対策費について21年4~12月期の連結業績には織り込んでおらず、今後の計上については未定としている。

同日発表した2021年4~12月期の連結決算は、最終損益が447億円の黒字(前年同期は2439億円の赤字)だった。売上高は前年同期比49%増の1兆4161億円、営業損益は559億円の黒字(同866億円の赤字)。

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