ネットの未来像 上野山勝也
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2005年、東京大学大学院でインターネット技術を研究していた私はあるブログに夢中だった。米シリコンバレーでIT(情報技術)企業コンサルタントとして働く梅田望夫さんが執筆する「シリコンバレーからの手紙」だ。現地の起業家の仕事観や、ネットは人類の知を共有する基盤になるといった未来像が前向きな言葉でつづられていた。
「好きを貫け」という熱のこもったブログに背中を押され、06年には梅田さんらが主催したシ...
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