ホンダ、米国で燃料電池車を生産 24年に

ホンダは30日、2024年に米国で水素を使う燃料電池車(FCV)を生産すると発表した。外部から充電できるプラグイン機能も搭載する。ホンダは40年に新車販売の全てを電気自動車(EV)かFCVにする目標を掲げる。主要市場である北米で、顧客に対しFCVも選択肢の1つとして提示する。
新たに生産するFCVは、多目的スポーツ車(SUV)「CR-V」をベースにし、米オハイオ州のパフォーマンス・マニュファクチャリング・センターで少量生産する。同工場では11月までスポーツカー「アキュラNSX」をつくっていた。
水素の供給拠点がまだ十分に整備されていないこともあり、外部からの充電もできる「プラグインFCV」にする。こうした技術を採用するのは、「北米の市販車としては初」(ホンダ)という。
ホンダはFCVの開発を進めてきた。02年には「FCX」を日本と米国に投入。日本では16年にFCV「クラリティ フューエルセル」を発売した。ただ販売台数が低調だとして、21年に同車の日本生産を終了していた。
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