味の素の22年4〜12月、事業利益10%増 半導体材好調 - 日本経済新聞
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味の素の22年4〜12月、事業利益10%増 半導体材好調

味の素が31日発表した2022年4〜12月期の連結決算(国際会計基準)は、本業のもうけを示す事業利益が前年同期比10%増の1192億円となり、同期間として過去最高になった。原材料高の影響で調味料や冷凍食品などは減益だったが、利益率の高い半導体電子材料が好調だった。

純利益は6%減の764億円だったが、前年同期に計上した固定資産売却益152億円の影響を除くと増益基調だ。医薬用・食品用のアミノ酸販売が増えたほか、データセンター向け需要などで電子材料も堅調。これらの事業を含む「ヘルスケア等」セグメントの事業利益は35%増えた。

売上高は20%増の1兆267億円と過去最高だった。国内外で実施している値上げが浸透し、「調味料・食品」セグメントは18%増収、「冷凍食品」も21%増収だった。

23年3月期通期の業績予想は据え置いた。純利益は前期比10%増の830億円と最高益を更新する。想定為替レートや原材料高の影響額の見通しも変えなかった。通期の想定為替レートは1ドル=135円。原材料高は500億円の減益要因になるとみている。

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