アース製薬、22年12月期純利益26%減に 殺虫剤不振
アース製薬は30日、2022年12月期の連結純利益が前の期比26%減の53億円になったと発表した。従来予想を20億円弱下回り、一転減益となった。天候不順の影響などで主力の殺虫剤販売が想定を下回った。原材料やエネルギー価格の高騰で原価率も悪化した。
売上高は25%減の1523億円だった。殺虫剤の中でも割合の大きいハエ・蚊用品が特に低調で、主力商品の「アースノーマット」などが振るわなかった。海外売上高はベトナムやタイでは計画を上回って推移したものの、ゼロコロナ政策の影響などで中国が伸び悩み、全体では計画を下回った。
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