キリンビバレッジ、「午後の紅茶」や「生茶」20円値上げ

キリンホールディングス傘下のキリンビバレッジは30日、「午後の紅茶」や「生茶」などのペットボトル入り清涼飲料127品を10月1日納品分から20円値上げすると発表した。希望小売価格で6~25%の値上げになる。
値上げするのは同社が販売する清涼飲料の約4割になる。午後の紅茶は500ミリリットルの希望小売価格が税抜き140円から160円に上がる。2リットルや1.5リットルの大型容器に加え、500ミリリットル前後の小型容器、ボトル缶も対象になる。
同社は「急激な円安の進行に伴い、原材料価格や容器包装価格、物流費などが著しく上昇している。コストアップの全てを吸収することは、企業努力だけでは限界に来ている」と話す。
伊藤園も同日、値上げを発表している。サントリー食品インターナショナル(サントリーBF)やアサヒ飲料も値上げを表明しており、コカ・コーラグループを加えた国内飲料の上位5社すべてが値上げを表明した。飲料総研(東京・新宿)によると5社の国内シェアは85%にのぼる。

原材料価格や物流費の高騰を受け、食品・サービスなど幅広い分野で値上げの動きが広がっています。最新の記事をまとめました。