ANA、北米路線はコロナ前比9割運航 22年度冬期

全日本空輸(ANA)は30日、一部路線を除く2022年度冬期(22年10月30日~23年3月25日)の国際線の運航計画を発表した。政府による水際対策の緩和を受け、北米路線は新型コロナウイルスの影響を織り込んでいない20年度計画比で約9割まで便数を回復させる。
北米線は10月30日から、羽田発着のワシントン線やヒューストン線、シカゴ線を再開する。3路線とも成田発着のみ運航していた。羽田発着はロサンゼルス線やサンフランシスコ線も増便する。8月の北米路線の運航便数は20年度計画比でおよそ7割となっている。
アジア路線も羽田―クアラルンプール線を再開するほか、羽田―シンガポール線などを増便する。欧州線やホノルル線などは調整中としている。
国際線全体の20年度計画(全75路線)に対する運航便数(36路線)の割合は、2022年度冬期の各月比で32~33%となっている。欧州線などの運航計画を決定すれば上昇する見通しだという。
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