日本郵船、AI新興に出資 自律運航船などの開発で協業

日本郵船は30日、人工知能(AI)を手掛けるスタートアップのギリア(東京・台東)に出資したと発表した。実用化が期待される自律運航船の研究開発で協業する。このほかにも日本郵船の営業やバックオフィス部門でAIを導入し、業務の効率化を進める。出資額は非公表。
海運業界では自律運航船や水素やアンモニアといった次世代燃料で運航する船の開発が進んでいる。脱炭素や安全運航の確保を見据え、AIを活用した船舶の開発や仮想空間に実物を再現する「デジタルツイン」の設計技術を強化していく考え。
ギリアはソニーコンピュータサイエンス研究所などが17年に設立し、現在はみずほ銀行や東京海上日動火災保険などが出資している。
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