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アルミ原料で繰り返し使える不純物吸着剤 神戸大学など

神戸大学の津田明彦准教授らの研究グループは、アルミニウム原料が化学品合成の際の不純物除去材料として水で洗えば繰り返し利用できると発見した。除去材料は使い捨てるのが一般的で高価なアルミ原料は工業用には使いづらいとされてきたが、環境汚染への新たな対策として活用できる可能性がある。

中国の内蒙古医科大学と共同で研究した。ボーキサイトから精製するアルミナはアルミ二ウムの原料になる。化学品合成の際に不純物を吸着できるが、アルミナを精製する際に多くの電力を必要とするため、産業利用されることはほとんどないという。津田准教授は「水で洗うなど再利用するための取り組みはされてこなかった」と話す。

研究グループはアルミナを触媒と不純物の吸着剤として使い、香料や医薬品の原料となる物質「ジフェニルメタノール誘導体」を合成する手法を開発した。反応途中の液体をアルミナに通すと不純物が吸着される。水洗いし乾かすと再利用できるため、高価なアルミナでも産業利用できるとみている。

中国内陸部の内モンゴル自治区では化学メーカーの工場が多く、環境汚染が進んでいるという。研究グループは2年後をめどにスタートアップを立ち上げ、中国で生産されるアルミナを使った触媒や吸着剤を販売し、環境汚染の改善に役立てたい考えだ。

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