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日本製鉄、低CO2チタンを開発 スノーピークが採用

日本製鉄は30日、二酸化炭素(CO2)排出量を抑えたチタンを開発したと発表した。チタンのスクラップを主原料に使い、製錬時のCO2排出量を5割以上削減した。まずアウトドア大手のスノーピークに供給を始めた。日鉄はCO2排出量が実質ゼロの鋼材供給も打ち出しており、環境に配慮した素材を広げ、カーボンニュートラルの実現を目指す。

軽くて強度があるチタンは航空機など幅広い分野で活用されている。一般的な製造方法はチタン鉱石からつくる「スポンジチタン」を主原料とするが、スポンジチタンを製造する際に大量のCO2が排出される。日鉄は主原料にスクラップを活用する製造法を開発し、製錬時のCO2排出量を抑えた。

当面はスノーピークのアウトドア用品向けを中心に供給する。早ければ2022年度中に年間300トン規模まで供給能力を引き上げ、将来的にはさらに増やしていく方針だ。販売価格は従来品よりも高くなる見通しで、今後詰めていく。チタン全体の現在の供給量は明らかにしていない。

不純物が混じるスクラップを主原料としたチタン製造は、生産管理が難しいなど技術的な課題が多い。日鉄はスクラップを溶かす電子ビームの照射などを工夫し、スクラップを多く配合しても品質が高いチタンを製造できるようになった。将来的には電力分野など幅広い用途にCO2排出量が少ないチタンの供給を目指す。

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