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エーザイのアルツハイマー病治療薬 症状悪化を抑制

(更新)

エーザイは30日、アルツハイマー病治療薬「レカネマブ」について、臨床試験(治験)の最終段階にあたる第3相試験の結果をアルツハイマー病臨床試験会議(CTAD)で発表した。レカネマブを投与すると、早期アルツハイマー病患者の症状悪化を27%抑制できることがわかった。

同結果について、米医学誌ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディシンに論文が掲載された。

第3相試験は北米、アジア、欧州の早期アルツハイマー病患者の898人に対し、レカネマブを2週間に1度、体重1キログラムあたり10ミリグラムを投与した。投与したグループとプラセボ(偽薬)のグループとを比較した。早期アルツハイマー病患者を軽度のステージのまま、2.5~3.1年延長できることも期待されている。

出血を併発した死亡事例は薬を投与したグループで2例、プラセボを投与したグループで1例だった。いずれも抗凝固剤などの併用があり、「レカネマブに起因する死亡ではない」と評価した。治験は糖尿病や心疾患を治療している患者も含んでいる。

アルツハイマー病研究の第一人者である東京大学の岩坪威教授は「臨床症状を改善する素晴らしいデータで今後の承認審査にも期待がもてる」とし、「承認された場合には、脳出血など一部の有害事象については注意する必要があるだろう」と述べた。

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