エーザイのアルツハイマー病新薬、優先審査品目に指定

エーザイは30日、米バイオジェンと共同開発するアルツハイマー病治療薬「レカネマブ」について、厚生労働省所管の医薬品医療機器総合機構(PMDA)から優先審査品目に指定されたと発表した。この指定を受けると、承認までにかかる期間の短縮が見込める。同社は16日にレカネマブを国内で承認申請していた。
PMDAによれば通常、大半の医薬品の審査には約12カ月かかる。優先審査品目に指定された場合、約9カ月に短縮されるという。
レカネマブは早期のアルツハイマー病患者を対象とし、病気の原因物質の一つとされるたんぱく質「アミロイドベータ」を脳内から除去する効果が期待できるという。レカネマブについては米国で迅速承認を取得し、エーザイは日米欧での承認を目指している。
関連企業・業界
企業: