/

ニトリHDの純利益、8%増の538億円と最高 3~8月

ニトリホールディングス(HD)が30日発表した2021年3~8月期連結決算は、純利益が前年同期比8%増の538億円と同期間で最高だった。巣ごもり消費一服で既存店売上高は減ったが、電子商取引(EC)販売などが伸びた。ソフトウエアなどの減損損失(78億円)がなくなったことも寄与した。似鳥昭雄会長は決算説明会で既存店動向について「新型コロナウイルス禍で販売が伸びた前年の反動が響いた。来年は回復に向かう」との見通しを示した。

売上高は14%増の4145億円。ECの伸びや1月に子会社化したホームセンター大手の島忠の業績が上乗せされたことが寄与した。製品別でみると、在宅時間の増加でリクライニング機能を備えた高機能椅子やベビーカー用の冷感素材でできたシートなどは堅調で、新たな需要が生まれているという。

ニトリ事業については、3~8月の既存店売上高が12%減った。6~8月は2割前後の減少で巣ごもり消費には一服感も出ている。前年は政府の特別定額給付金の支給で家具やテレワーク向け商品などの販売も増えていた。似鳥会長は「需要の変化に対応した品質や機能性の高い商品開発を継続していく」と強調した。

営業利益は775億円と4%減った。為替の円安が進み商品の輸入コストが膨らんだ影響が大きい。海外生産比率が高く、対ドルで1円円安になると年間約20億円の営業減益要因となる。店舗人員の配置見直しや島忠との仕入れ一本化などによるコスト圧縮が寄与し、従来予想(750億円)は上回った。

22年2月期の業績予想は据え置いた。売上高は前期比22%増の8736億円、営業利益は5%増の1439億円と35期連続の増収増益を見込む。島忠とプライベートブランド(PB)商品を共同で開発することで利益率改善を進めるほか、物流の自前化などでコスト圧縮を徹底する。

UBS証券の守屋のぞみ氏は「巣ごもり特需があった前年のハードルが高い中でも、需要の変化に合わせた商品展開などを進めて健闘した」と指摘。その上で「緊急事態宣言の解除やワクチン接種の進展による客足の回復が下期以降は期待できる」と話している。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

新型コロナ

新型コロナウイルスの関連ニュースをこちらでまとめてお読みいただけます。
■ワクチン・治療薬 ■国内 ■海外 ■感染状況 ■論文・調査 ■Nikkei Asia

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

関連企業・業界

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン