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テンセント、KADOKAWAに300億円出資 共同事業加速

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KADOKAWAは29日、中国ネット大手の騰訊控股(テンセント)と資本提携すると発表した。KADOKAWAが第三者割当増資を実施して、テンセントのグループ会社が11月に約300億円を出資する。出資比率は6.86%となる見通し。第3位の株主となる。両社は中国での出版事業で提携してきたが、ゲームやアニメの共同開発を進める。

払込期間は11月15~26日を予定し、調達した300億円の全額を2024年3月までにコンテンツ事業への投資に充てる。KADOKAWAは世界市場に自社のIP(知的財産)を展開する戦略を打ち出している。2016年からはテンセントグループと中国での合弁会社を運営し、出版事業を中心とした協力関係を築いてきた。

ゲーム事業で強みを持つテンセントにとって、KADOKAWAの持つ多種多様なIPは魅力的だ。IPを生かして新しいコンテンツを生み出し、テンセントが抱える中国を含む世界の顧客網に売り出すことで、ヒット作をつくる。ゲームやアニメなどの分野でこうした好循環を生み出し、両社の収益力の向上につなげる狙いがある。

今回の出資が改正外為法に抵触するかどうかについては「テンセント側で外為法上の免除要件を満たしたとして確認済みだ」(KADOKAWA)としている。取締役の派遣については「現時点で予定していない」(同)という。

テンセントは中国当局によるIT(情報技術)規制がかからない中国国外での展開をにらみ、海外出資を活発に進めている。日本企業でも出資案件が相次いでおり、20年には日本のゲーム開発会社であるマーベラスに出資した。今年3月にも楽天グループがテンセント子会社から出資を受け入れることを発表していた。

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