ドトール、ブレンド250円に値上げ 原材料高騰や円安で

ドトール・日レスホールディングス(HD)は29日、「ドトールコーヒーショップ」で12月15日から全体の約7割のメニューで最大16%値上げすると発表した。ブレンドコーヒー(Sサイズ)やジャーマンドックは224円から250円になる。コーヒー豆や小麦などの原材料価格が高騰し円安で輸入コストも膨らんでいるため。
主力メニューのブレンドコーヒーの値上げは消費増税時を除くと2014年以来8年ぶり。「ティー(Mサイズ)」は224円から260円になる。一方、生ハムなどをパンに挟んだ「ミラノサンドA」は456円から450円に値下げする。持ち帰りと店内飲食の金額を統一するとともに、10円単位の価格にして会計時に現金の受け渡しを円滑にする狙いだ。
都市型店の「エクセルシオール カフェ」でも、約7割のメニューを最大12%値上げする。コーヒー(Sサイズ)は305円から340円になる。さらに単価が高い業態「エクセルシオール カフェ バリスタ」では54%のメニューを値上げする一方、9%の商品で値下げする。

原材料価格や物流費の高騰を受け、食品・サービスなど幅広い分野で値上げの動きが広がっています。最新の記事をまとめました。