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薬の飲み合わせの健康被害防止へ 製薬協などが啓発動画

複数の処方薬などを飲み合わせることで起きうる健康被害「ポリファーマシー」の認知を広げようと、日本製薬工業協会(製薬協)とくすりの適正使用協議会が啓発動画を公開した。両団体のウエブサイトで見られる。薬やサプリメントの飲み合わせが増える高齢者などに向け、薬局や健康関連のイベントなどでの上映を通じて注意喚起する。

ポリファーマシーは多くの薬を一度に使用することで、薬を正しく服用できなくなったり、副作用が起きたりする健康被害。薬を6種類以上併用するとリスクが高まるとされ、サプリメントなど医薬品以外との併用でも悪影響が出る可能性がある。

今回制作した動画「あなたのくすり いくつ飲んでいますか?」では、お薬手帳などで処方されている薬の種類を医師や薬剤師などの専門家に把握してもらうことなどを呼びかけている。

動画は薬局での上映やイベントでの使用など様々な場面を想定し、およそ1分間から4分間の3種類を用意した。くすりの適正使用協議会の俵木登美子理事長は「処方されている薬について患者さんが問題意識を持ち、まずは薬剤師などに相談してもらうことが重要」と話す。

厚生労働省は高齢化の進展で薬の飲み合わせによる問題が起こりやすくなっているとして、2018年に「高齢者の医薬品適正使用の指針」を医療関係者向けに発表した。高齢者に処方される薬のリスクや処方薬の見直しなどについてまとめた。

製薬協などは20年にポリファーマシーに関する啓発パンフレットを作成し、薬局や自治体などを通じて配布してきた。一方で製薬協が患者を対象に21年に実施した調査でポリファーマシーについて「知っている」「見聞きしたことはある」との回答は24%にとどまっていた。動画を通じて認知度拡大を目指す。

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