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新年度、ANAHDやイオンが入社式 新社員にエール

新年度初日となった1日、主要企業の一部は新入社員を迎えて入社式を開いた。新型コロナウイルス禍から経済活動が再開するなか、各社のトップはめまぐるしく変化する時代を乗り越えるために果敢に挑戦するようエールを送った。

日本電産から社名を変更したニデックは京都市内の同社の拠点で入社式を開き、69人が出席した。小部博志社長兼最高執行責任者(COO)は「ニデック1期生として、次の50年に向かって頑張ってほしい」と述べた。同僚との会話の大事さを訴え「この数年間在宅で学んだと思うが、そこから早く脱却しコミュニケーションをたくさんとってほしい」と話した。

ほかの複数のニデックグループ企業でも入社式を開いた。本体と合わせて計約250人の社員が入社した。

ANAホールディングス(HD)はグループ合同の入社式を羽田空港近くの訓練施設「ANAブルーベース」(東京・大田)で開いた。北海道、福島、大阪、名古屋、福岡などの全国34拠点とオンラインでつなぎ、1066人の新入社員が参加した。グループ合同の入社式は4年ぶり。新型コロナウイルスの影響で一部で採用を停止していたため、総合職の入社は3年ぶりとなった。

芝田浩二社長は「ANAグループにとって厳しい3年間だったが、ようやく光が見え始め、再び成長を実現するための大きな力となる皆さんが加わってくれたことを心強く思う」と歓迎した。そのうえで、「新しいことや困難なことでも、やり遂げるべきだと思うことは信念を持って挑戦してほしい」とエールを送った。

イオンはグループ合同の入社式を幕張メッセ(千葉市)で開いた。北海道や九州など全国7カ所をオンラインでつなぎ、グループ61社の計3500人が参加した。新入社員は前年に比べ3%増えた。

歴史や企業理念などを紹介した後、岡田元也会長は「仕事のやりがいがあるのは自己実現に向かっているときで、自分の持つ潜在能力を最大限に発揮することで達成できる」と話した。その上で「革新がなければ企業は死滅する。変化することについて抵抗感を感じずに当然のこととして努力してもらいたい。ちょっとした工夫でもいい。変化を先取りしてどんどん変化し、よりよいやり方を試してもらいたい」と語った。

東京都内で開かれたローソンの入社式には新入社員97人が参加した。竹増貞信社長は「いよいよ新しいローソンがポストコロナの中で始まる。大いにチャレンジを楽しんでほしい」と呼びかけ、新入社員一人ひとりに社章を手渡した。

新入社員の南木あさみさんは「IT(情報技術)の知識を生かして、お客さんのためになる店舗のデジタル化に携わりたい」と抱負を語った。

働き方改革に言及したのは積水ハウスだ。仲井嘉浩社長は「スキルやキャリアの成長だけが自律ではなく、子育てや介護に専念しようと決めるのも立派な自律だ。幸せの基盤をつくって自律型の人間になってほしい」と話した。

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