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量子コンピューターとは 計算速度、飛躍的に上昇

きょうのことば

▼量子コンピューター 物質を構成する原子や電子など、極微の世界で起こる物理法則「量子力学」を応用した次世代の高速計算機。現在のコンピューターは情報を「0」と「1」で表して計算する。量子の世界では0と1のどちらでもある「重ね合わせ」と呼ぶ状態がある。この原理を応用し、多くの情報をまとめて計算するため速度が飛躍的に上がる。政府の総合科学技術・イノベーション会議の議員を務めるNTTの篠原弘道会長は「様々な産業で研究開発を進め、適用分野の拡大に取り組まなければならない」と話す。

量子コンピューターには複数のタイプがある。「量子ゲート」と呼ばれる方式は汎用性が高く、素材開発や金融商品のリスク評価などへの応用が期待されている。米国のIBMやグーグルが先行し、中国勢も急ピッチで開発を進める。

日本では「量子アニーリング」と呼ぶ方式への期待も大きい。カナダのDウエーブ・システムズが2011年に商用化し、NECも開発を進める。膨大な組み合わせの中から最適な答えを見つけ出す問題に特化しており、物流ルートの探索や交通量の予測などで応用の試みが進む。富士通日立製作所などは、既存のコンピューターの技術を用いて複雑な組み合わせの問題を高速に解く「疑似量子計算機」を開発し、用途の拡大を進めている。

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