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水際対策の緩和とは インバウンド需要復活に期待

きょうのことば

水際対策の緩和 国内での新型コロナウイルス感染拡大を防ぐ目的で海外からの渡航者に課していた制限を緩めること。観光庁などによるとコロナ禍前の2019年には3188万人が日本を訪れ、4.8兆円を消費していた。インバウンド需要を重視する小売り・サービスなどの業種で売り上げ増に期待がかかる。

22年10月には1日5万人としていた入国者の上限を撤廃し、海外からの個人旅行を認めた。日本政府観光局(JNTO)によると、同10月から5カ月間の訪日外国人客数は約578万人と、前年同期の64倍超となった。日本百貨店協会(東京・中央)によると、23年2月の全国百貨店売上高は既存店ベースで前年同月比20.4%増。プラスは12カ月連続で、コロナ禍前の19年とほぼ変わらない水準まで戻ってきた。

最後まで残っていた中国からの渡航者に対する制限も、3月1日に大幅に緩められた。19年には中国から959万人超が日本を訪れ、訪日客全体の3割を占めた。観光庁によると、訪日した中国人の1人あたり旅行支出は19年に21万円超と、全国籍・地域の平均を34%上回った。今後は中国人旅客の回復の度合いがインバウンド需要を大きく左右しそうだ。

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