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オイシックス、シダックスに80億円出資 提携も視野

オイシックス・ラ・大地は29日、投資ファンドからシダックスの優先株を取得し、給食事業などで業務提携を検討すると発表した。取得額は80億円。普通株に転換した場合の出資比率は26.5%で、シダックスは持ち分法適用会社になる見通し。両社の事業領域の重複は少なく、食材の共同調達によるコスト削減も進めて収益の拡大を狙う。

投資ファンドのユニゾン・キャピタル(東京・千代田)から8月下旬から9月上旬をメドに優先株を買い取る。2019年に40億円の「B種優先株式」と25億円の「C種優先株式」がユニゾンに割り当てられたが、このうちC種株は7月1日に消却され、B種株をオイシックスが取得する。B種株は7月から普通株に転換できるが、転換時期は未定。

オイシックスはミールキットを一般消費者に販売する消費者向け事業が中心で、医療施設に食事を提供するなど法人向け事業に強いシダックスと事業領域の重複が少ない。オイシックスによると、病院や介護施設への食事提供は2兆円以上の市場規模が見込まれ、業務提携によるメリットは大きいとみている。

一方でシダックスは給食業界で日清医療食品やエームサービスなどに売上高規模で後じんを拝し、他社との事業提携などによる巻き返しを狙っている。今回オイシックスの出資は受けるが「他の事業者とも協業の検討は続けたい」(シダックス)として、株式取得が行われる8~9月ごろにも協業のあり方を本格的に決めたい考えだ。

シダックスはかつて手掛けたカラオケボックス事業の不振などを背景に20年3月期まで5期連続の最終赤字に転落。経営再建の過程で資本業務提携したユニゾンに優先株を割り当てた。並行して給食や車両運行サービスといった法人向け事業や自治体業務の受託などに注力し、22年3月期の純利益は前の期比6倍の40億円に回復した。

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