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音楽家の楽曲をNFTで販売 Gincoが発行基盤を提供

ブロックチェーン開発のGinco(ギンコ、東京・中央)が非代替性トークン(NFT)を発行する基盤の提供を手掛ける事業を開始した。第1弾としてエンターテインメント事業のStudio ENTRE(スタジオエントレ、同・渋谷)に基盤を提供。同社と共同で、音楽家が楽曲などの作品をNFTとして発行できるサービスを始めた。

音楽家が発行したNFTをファンが購入することで交流できるサービス「.mura(ドットミューラ)」を開始した。音楽家は楽曲の音源と、CDのジャケットにあたるイラストなどをNFTとして発行。NFTを購入して所有するファンは楽曲の販売収益の一部を得る権利などが得られる。まず7組の音楽家のNFTを順次公開する。

NFTは電子的なデータだが、ブロックチェーンの技術を用いることで唯一無二であることを保証できる。消費者にとっては自分が好きな音楽家のNFTを保有していれば、熱狂的なファンであることを証明できるという効果がある。

音楽家は通常、音楽配信大手のスポティファイなど大手プラットフォーマーを通じて楽曲を配信する。音楽家はファンとの接点が少なくなり、ファンのデータが十分に得られないという課題があった。楽曲をNFTとして発行することでプラットフォームを回避し、ファンと交流の場を設けられるというメリットもある。

GincoはNFTを通じたファン経済圏を音楽家以外にも広げたい考えだ。NFTの発行基盤「NFT BASE(ベース)」を提供することで、ファンを抱える個人がNFTを発行するサービスを各事業会社が始められるようにする。「コンテンツ力や編集力、企画力がある企業が自社のNFTサービスを開始できるようになる」(Ginco)という。年内に複数社への基盤提供を検討している。

NFTを活用したファン経済圏づくりは他社で先行する。スタートアップのGaudiy(ガウディ、東京・渋谷)はソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)などと組み、アニメや漫画関連のNFTをファン向けに発行する事業を手掛ける。利用しやすいサービス設計を工夫し、多くの消費者を囲い込めるかどうかが各社の事業の行方を左右しそうだ。

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