難路の在庫削減、ユナイテッドアローズは人事評価に直結
主要アパレル11社で回転日数悪化
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アパレル各社が衣料品の在庫削減に試行錯誤している。コロナで値下げをしたが売り切れず、国内主要13社の直近本決算の棚卸し資産(在庫)回転日数は11社が悪化。青山商事は既製品の比率を中長期で5割に下げ、ユナイテッドアローズは在庫水準を人事評価に直結させるなど対策を急ぐ。緊急事態宣言解除で集客が期待されるが、改善には時間もかかりそうだ。
「スーツ市場は元に戻らない」。青山商事の幹部はこう話す。2021...