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2次元コード付き墓石、故人しのぶ動画 立命大など開発

キャンパス発この一品

墓石に微小な穴を彫り2次元コードを形成している

立命館大学理工学部の研究グループは2次元コードを彫り込んだ小型の墓石を開発した。スマートフォンなどから読み取り、インターネットで故人の写真や動画にアクセスできる。金属や木材に微少な穴を彫り込む技術を活用した。自宅に置く墓石として、新たな供養の方法を提案する。

立命館大理工学部で電子工学を専門とする道関(どうせき)隆国教授の研究グループと、墓石販売の浦部石材工業(滋賀県豊郷町)が共同で開発した。墓石は「思い出たくぼ」と名付け、2021年度中の販売を目指す。価格は墓石とコードの彫り込みでをセットで7万5000円の予定。動画サービスの利用には別途料金がかかる見込みだ。

墓石は横12センチメートル、奥行き12センチメートル、高さ13センチメートルで、上部に2次元コードが彫られている。直径1ミリメートル程度の丸い穴が連なって2次元コードを形作っている。穴を彫り込んであるため劣化しにくいのが特徴だ。

道関教授は金属板や木材にドリルで微小な穴を空けて2次元コードを作る技術「ポーラスコード」を開発した。一般的に2次元コードとして使われるQRコードでは四角形のセルを並べているが、ポーラスコードは丸い穴を配置してセルの数が少ないため彫り込みやすい。

道関教授は石材への応用を検討していた時に浦部石材工業が小型の墓石「たくぼ」を販売していることを知って、20年11月に共同で開発が始まった。道関教授の研究グループが墓石に微小な穴を彫る機械へのプログラミングや石材の種類による読み取りの確認を担当し、浦部石材工業が実際に加工をした。道関教授は「劣化しにくい2次元コードによって、いつでも自宅で故人をしのぶことができる」と語る。

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