電力「容量市場」6割高 価格乱高下、安定供給へ課題
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将来の電力供給力を売買する「容量市場」の取引価格が急上昇した。2022年度に約定した26年度分は、前年度分より6割以上高い。供給力を売る発電事業者が、容量市場以外での取引も見すえて強気の価格を出したとみられる。20年度の創設以来、容量市場の価格は乱高下が続く。安定した供給力を維持するという目的の実現に課題を突きつけている。
容量市場は国の認可法人である需給調整団体「電力広域的運営推進機関(広域機...
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