ニシン水揚げ回復、10年で4倍 加工用に国産回帰の動き
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春を告げる魚、ニシンの漁獲回復が顕著になっている。主産地である北海道の水揚げ量は10年で4倍に増えた。長年の資源管理が効果を上げ、ニシンの産卵で海が白く濁る「群来(くき)」もみられるようになった。不漁が目立つ鮮魚の中で、おせち料理の定番カズノコや飼料の魚粉などに幅広く使うニシンが重宝されている。
ニシンは江戸期以降の北海道の漁業を支えた魚で、19世紀末には100万トン近くとれた。乱獲や環境の変化...
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春を告げる魚、ニシンの漁獲回復が顕著になっている。主産地である北海道の水揚げ量は10年で4倍に増えた。長年の資源管理が効果を上げ、ニシンの産卵で海が白く濁る「群来(くき)」もみられるようになった。不漁が目立つ鮮魚の中で、おせち料理の定番カズノコや飼料の魚粉などに幅広く使うニシンが重宝されている。
ニシンは江戸期以降の北海道の漁業を支えた魚で、19世紀末には100万トン近くとれた。乱獲や環境の変化...