BML、三菱商事と共同出資解消
(更新)

臨床検査受託大手のビー・エム・エル(BML)は28日、三菱商事との共同出資会社であるBMLライフサイエンス・ホールディングス(BLH、東京・渋谷)を完全子会社化すると発表した。三菱商事が保有する、BLH株の35%をBMLが買い取る。共同出資の解消は11月15日を予定している。
BLHは2007年2月に三菱商事との共同出資会社として設立。BLHは傘下に、食品検査や飲食店・食品工場の監査などを手がけるBMLフード・サイエンス(東京・新宿)などを持つ。BMLは完全子会社化により、特に食品検査の分野で資本系列にとらわれず幅広く顧客獲得を目指す。
BLHの資本金は1億円。同社単体の売上高は非開示だが、BMLにおける食品検査などのセグメントの売上高(22年3月期)は45億円で連結売上高の約2%。BMLによると、共同出資の解消が23年3月期の連結業績に与える影響は軽微だという。