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日野自動車、初の小型EVトラック リース契約のみ

日野自動車は28日、電気自動車(EV)の小型トラック「日野デュトロ Z EV」を発売したと発表した。同社のEV発売は初めて。車両の保守を含めた5年間のリース契約のみとし、EVに不安をもつ顧客が導入しやすくする。

日野自はリース契約のみとした理由を「アフターサービスを万全にするため」と説明している。2022年度に国内で500台の契約を目指す。

積載量は1トンで、全長約4.7メートル、全幅約1.7~1.9メートル。日野自のディーゼル車の小型トラックより一回り小さい。1度の充電で走れる航続距離は150キロメートルで、配送拠点から目的地までの「ラストワンマイル」に使う需要を想定する。

荷室の高さを約40センチと通常の小型トラックの半分にし、作業者が荷物の積み下ろしをする際の負担を減らしたのが特徴。電池を荷室の床下に配置し、モーターなどの駆動装置を運転席の下に置く前輪駆動とすることで実現した。

日野自はトヨタ自動車や独フォルクスワーゲン(VW)傘下のトレイトン、中国の比亜迪(BYD)などとトラックの電動化で協業しているが、今回の車両は独自に開発した。

小型EVトラックは三菱ふそうトラック・バスが17年に「eキャンター」を販売しているが、累計販売は日米欧などで約350台にとどまる。ディーゼル車に比べ割高な価格や、充電などの使い勝手の悪さから普及が遅れていた。日野自は23年度以降に年間1000台以上の販売を目指す。いすゞ自動車も22年度後半にEVを投入する。

ボストン・コンサルティング・グループの滝沢琢氏は「保守や運行管理サービスを一体で提供するなど、車両の総保有コストが下がると顧客に伝えることがEVトラックの普及には欠かせない」と指摘する。

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