キユーピー、買収防衛策を廃止へ

キユーピーは28日、買収防衛策を廃止すると発表した。2023年2月に開催予定の定時株主総会に定款変更の議案を提出する。08年に買収防衛策を導入して以来、一部内容を変更しながら買収防衛策を継続していた。同社は廃止理由について「いわゆる事前警告型の買収防衛策を準備しておく必要性は相対的に低下している」と述べた。
同社の買収防衛策は有効期間の3年ごとに株主の承認を得る形式で、前回承認を求めた20年の総会での賛成率は約71%だった。買収防衛策の廃止後も企業価値などを損ねる可能性のある大量買い付け行為が実施される場合には「その時点で採用可能かつ適切と考えられる施策を講じる」としている。
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