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余暇市場、過去最大23.7%減 動画鑑賞が初の首位

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日本生産性本部(東京・千代田)が28日まとめた「レジャー白書2021」によると、観光やスポーツ、ゲームといった余暇を楽しむ産業の2020年の市場規模は前年比23.7%減の55兆2040億円だった。新型コロナウイルス禍が直撃し、過去最大の落ち込み幅となった。一方、巣ごもり需要により動画鑑賞の参加人口が初めて首位となるなど、コロナ禍における行動様式の変化が浮き彫りになった。

市場規模が前年を下回るのは3年ぶりで、比較できるデータが残る1989年以降で最小となった。部門別では「観光・行楽」(前年比43.7%減)や「娯楽」(同21.8%減)など4部門全てで前年割れとなった。ただ、調査を担当した桜美林大学の山口有次教授は「政府の需要喚起策『Go To キャンペーン』の影響で、縮小幅は抑制された側面もある」と指摘する。

種目ごとの参加人口では、2019年まで9年連続首位だった「国内観光旅行」は前年比37.2%減の3390万人。「外食」や「カラオケ」など新型コロナ禍の影響が大きい分野を中心に、上位20種目のうち15種目で参加人口が前年割れとなった。

参加人口で初めて首位となったのは、ユーチューブなどの動画配信を含めた「動画鑑賞」だ。前年比11.1%増の3900万人だった。2位と3位は「読書」「音楽鑑賞」が続き、巣ごもり需要により在宅でできる種目の順位が上がった。

外出を伴うレジャーの中でも、ゴルフの市場規模はコロナ禍による影響が小幅にとどまった。ゴルフ場の売上高は減少したものの、練習場では売上高が前年比4%増の1300億円だった。山口教授は「3密を避けられる安心感から、一定の需要を維持できた」と分析する。21年のレジャー産業の市場規模は、20年からおおむね横ばいとなる見込みという。

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