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コロナ下3年目の入社式、対面復活 パナソニックなど

新年度の仕事始めとなった1日、主要企業が入社式を開いた。新型コロナウイルス下で3年目となる入社式は、「まん延防止等重点措置」が解除になったこともあり、対面での開催を復活する企業が目立つ。

同日から持ち株会社に移行したパナソニックホールディングス(HD)は大阪府門真市の本社で、約70人のHDや間接部門の社員を迎えた。全員が出席する対面での開催は3年ぶりで、一体感を高める狙いだ。楠見雄規社長は「一人ひとりが全能力を傾けて安心して挑戦できるグループに変革する」と呼びかけた。

社員や同期と直接会う機会をつくって会社への帰属意識を醸成しようと、企業は対面での開催を重視している。NECは感染拡大防止を目的に東京都港区の本社など会場を3カ所に分け、各会場をネットでつなぐ形で入社式を開いた。新入社員が会場に足を運ぶ形での開催は3年ぶりだ。「直接対話する機会を設けたい」との目的で約600人の新入社員が参加。

三菱商事は21年に続き、東京都千代田区内の本社に約120人の新入社員を集めた。1日付で就任した中西勝也社長はロシア・ウクライナ情勢など地政学リスクや、世の中のデジタル化・脱炭素化の流れにも触れ、「世界情勢や外部環境を分析し、事業や産業の構造がどう変わるか考える習慣をつけてほしい」と新入社員にエールを送った。

東京海上日動火災保険も感染予防のため東京都港区の会場など全7カ所に分け、約500人が参加した。東京の会場には約300人が集まり、各地の会場と東京会場をビデオ会議システムでつなげた。新入社員の男性は「けさは父親と一緒に家を出て会場に来た。満員電車に乗って社会人になったという実感がわいてきた」と話した。

記憶用半導体のNAND型フラッシュメモリーを手掛けるキオクシア(旧東芝メモリ)は1日、都内のホテルで開いた。早坂伸夫社長は「我々は技術資産のみならず強い情熱を引き継いできた。みなさんも夢をもって仕事にあたり、実現する努力をしてほしい」と語りかけた。また、同社が2020年に延期した新規株式公開(IPO)についても「準備を継続的に進めている。是非楽しみにしていて欲しい」と語った。

一方でオンライン開催した会社もある。1日から新社名になったBIPROGY(ビプロジー、旧日本ユニシス)は東京都江東区の本社に代表の一人が参加し、他の大半の新入社員は自宅から動画配信を見る形式で参加した。

TDKは21年から2年連続で入社式を開催しない。一方、研修期間中の4月下旬に新入社員が社長含めた役員向けにオンラインでプレゼンテーションをして、経営陣と対話する機会を設ける。2035年の社会課題に対してTDKの技術でどう貢献できるかをテーマとして議論する。経営陣からの訓示よりも双方向のコミュニケーションを重視することで社員の発信力を高める狙いだ。

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