バンダイナムコエンターテインメント、基本給5万円増
バンダイナムコホールディングス(HD)傘下のバンダイナムコエンターテインメントとバンダイは28日、全社員の基本給を4月から引き上げると発表した。バンダイナムコエンターテインメントは月平均5万円引き上げ、バンダイは全社員の月給を平均約27%引き上げる。既存の社員の収入を安定させ、グローバルに活躍できる人材の獲得につなげる。
バンダイナムコエンターテインメントとバンダイは、これまで収入に占める賞与の割合が大きく、業績変動の影響を受けやすかった。基本給の比率を高めて「社員の働きやすさと採用力の強化につなげたい」(バンダイナムコエンターテインメント)という。
2018年にバンダイから分社化したBANDAI SPIRITS(バンダイスピリッツ、東京・港)も社員の原籍はバンダイになっているため、基本給もバンダイと同水準に引き上げる。
新卒の初任給は両社とも29万円に引き上げる。大卒の場合、バンダイナムコエンターテインメントは25%(5万8000円)増、バンダイは30%(6万6000円)増となる。
バンダイナムコHD傘下には100社以上の子会社がある。今回賃上げを発表した両社は4月から新たな中期経営計画を推進するのに合わせて基本給の比率を高め、社員のモチベーション向上と組織の活性化を図る。
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