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スポーツテックのユーフォリア、研究所を設立

日経クロステック

スポーツ選手のコンディション管理ツールを提供するユーフォリア(東京・千代田)は27日、同社サービス上でユーザーが入力したデータを様々な研究に活用するユーフォリアスポーツ科学研究所を立ち上げたと発表した。同研究所にはスポーツ工学やスポーツ医学、システムエンジニアリングなど様々な分野の専門家が所属する。

同研究所の所長に就任した関西学院大学の富田欣和専門職大学院経営戦略研究科教授は「ユーフォリアが保有するトップアスリートのデータから得られる知見を生かして社会に貢献したい」と意気込みを語った。

データ収集に活用するのはユーフォリアがアスリートに提供しているコンディション管理ツール「ONE TAP SPORTS(ワンタップスポーツ)」で、東京五輪に出場した日本代表選手の45.2%が利用している実績がある。

研究利用に同意したユーザーが入力した体重や前日の睡眠時間、主観的な疲労度などを匿名化したうえで研究に活用する。研究成果や研究員からのフィードバックをONE TAP SPORTSの機能に反映し、ユーザーに還元していく予定だという。

ユーフォリアがユーフォリアスポーツ科学研究所を設立した背景には、スポーツに関する知見がアスリート全体に広く行き渡っていない現状がある。

ユーフォリアの橋口寛代表兼共同創業者は「日本代表やプロアスリートのようなトップスポーツとアマチュアスポーツの間や、企業と企業の間、専門領域の間などで様々な知見の分断がある。自社のみの利益を優先するのではなく専門領域の枠を超えた取り組みに挑戦し、得られた知見を広げていきたい」と話す。

(日経クロステック/日経コンピュータ 貴島逸斗)

[日経クロステック 2021年9月27日掲載]

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