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キュナシスが12億円調達、欧州で量子計算の共同研究

量子コンピューター向けのソフトウエアなどを手掛けるQunaSys(キュナシス、東京・文京)は第三者割当増資で12億4000万円を調達した。資金は2022年中に目指す欧州拠点の開設に投じる。共同でシミュレーション(模擬実験)に取り組む材料メーカーを開拓し、量子コンピューターの実用化を目指す。

量子コンピューターは「量子力学」という物理学の理論を利用した次世代の計算機。従来のコンピューターには難しい問題を素早く解ける技術として注目されるが、計算ミスをどう無くすかが現状の課題という。

キュナシスは国内企業とのシミュレーションのほか、量子コンピューターに関わるコンソーシアム(企業連合)「QPARC」を20年に創設した。三菱ケミカルなど50社以上が参加し、実用化に向けた勉強会などを開いている。今後は材料メーカーの多い欧州にも協業先を広げ、2年後には社員の半数を現地に配置する方針だ。

今回の増資はJICベンチャー・グロース・インベストメンツやANRI、HPCシステムズなど9社が引き受けた。

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