楽天、23年までにCO2排出実質ゼロへ 三木谷氏講演 - 日本経済新聞
/

楽天、23年までにCO2排出実質ゼロへ 三木谷氏講演

楽天グループの三木谷浩史会長兼社長は28日、2023年までにグループ全体で二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロにする方針を明らかにした。再生可能エネルギーの利用拡大やカーボンクレジットの調達などの手法を活用する考えを示した。

28日に始まったオンラインイベント「楽天オプティミズム」で講演した。三木谷氏は楽天グループが管理するスポーツスタジアムで再生エネへの切り替えが完了したことなどを報告。携帯電話の基地局などで人工知能(AI)を使った電力の最適化を進め、「サービスレベルを下げることなく電力消費量を削減する」と話した。

携帯事業の人口カバー率の向上のため開発を進めてきた衛星通信技術については、9月に試験衛星の打ち上げが成功したと明らかにした。「山でも谷でも全国どこでも電波が入るようになる。この技術を世界に展開していく」と語った。

楽天は通信インフラ技術を手掛ける「楽天シンフォニー」を通じて、通信会社にクラウドサービスを提供している。三木谷氏は「日本では残念ながらマイクロソフトやアマゾン、グーグルしかパブリッククラウドがない」と指摘した。

通信事業向けのクラウドサービスにEC(電子商取引)事業などで培った技術を生かし、「将来は『楽天クラウド』として提供していく」(三木谷氏)との考えを示した。具体的なサービス開始時期は明言しなかった。

オンラインイベントは29日まで。著名人の講演などを予定している。

春割ですべての記事が読み放題
有料会員が2カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

関連企業・業界

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン

権限不足のため、フォローできません