オリンパスの内視鏡支えるオハラ、不純物ないガラス供給
「オリンパス転変」第2部 強さは製造現場発(2)
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オリンパスの内視鏡が高い性能を発揮するために欠かせない基幹部品が、体内の病変を正確に調べる光を届けるファイバーだ。素材となるガラスは医療用内視鏡向け光学ガラスで世界シェアがトップ級ともいわれるオハラが納入している。光を効率よく通すガラスを供給するためにオリンパスとの擦り合わせを重ね、製造工程での「不純物混入ゼロ」に取り組んできた。
相模原市にあるオハラ本社の工場には、シリカなどのガラス材料を溶か...
