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日本精工、EV需要狙い軸受け新工場 200億円で東南アに

日本精工は小型モーターに組み込む軸受け(ベアリング)の新工場を東南アジアに建設する。投資額は200億円程度になる見込み。2024年度の稼働開始をめざす。ガソリン車から電気自動車(EV)への移行やデータセンターの投資拡大を背景に、小型モーター市場は今後成長する見通し。生産能力を増やし、需要拡大に備える。

小型モーター向けの軸受けは、主に国内や中国などで生産してきた。米中摩擦や新型コロナウイルスの感染拡大を考慮し、自動車や家電など製造業の基盤のある東南アジアに新たな生産拠点を設け、生産を分散する狙いもある。

軸受けは自動車では主にエンジンや変速機の周辺で使われてきたが、EV化でこうした駆動部への搭載は減るとされる。一方、エンジンで生じるエネルギーを使うエアコンやブレーキなどは電気で動く仕組みに変わり、車載モーター需要は急増している。

高速通信規格「5G」の普及で、データセンターへの投資が拡大している。データセンターの空調設備向けに使う小型モーターの需要も増えている。高機能化する家電向けも含めて、小型モーター市場全体の成長をにらみ、増産することにした。

同社は5月に公表した中期経営計画で、モーターや工作機械向けなどの製品で構成する「産業機械事業」の売上高を、26年度に21年度に比べて約1000億円増やし4500億円にする目標を掲げた。今回の新拠点の整備や品ぞろえの充実を通じて小型モーター向けの需要を取り込み、このうち300億円程度を上積みする方針だ。

小型モーター向けの軸受けではミネベアミツミが強く、近年もタイで生産能力を増強してきた。自動車の電動化を背景に日本精工なども投資に乗り出し、競争が激しさを増す可能性がありそうだ。

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