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オリエンタルランド、上場来初の最終赤字541億円 前期

(更新)

東京ディズニーリゾート(TDR)を運営するオリエンタルランドが28日発表した2021年3月期の連結決算は最終損益が541億円の赤字(前の期は622億円の黒字)となった。通期での最終赤字は1996年に上場して以来初めて。新型コロナウイルスの感染拡大による休業要請などで20年2~6月に臨時休園したこともあり、TDRの来場人数は前の期比で74%減と大幅に減少した。足元でも来場人数を制限しており、先行きが不透明として22年3月期の業績予想は開示しなかった。

21年3月期の売上高は前の期比63%減の1705億円、営業損益は459億円の赤字(同968億円の黒字)と両パークへの来場人数の削減が大きく響いた。特別損失には臨時休園にともなう129億円の損失やホテル事業での56億円の減損損失を計上した。年間入園者数は756万人と、東京ディズニーランド(TDL)が開業した1983年の993万人を下回った。年間配当は18円減の26円にする。

足元でも緊急事態宣言に準じる「まん延防止等重点措置」がパークのある千葉県浦安市も対象となっており、来場人数の上限を各パークそれぞれ5000人以下にするなど制限は強化されている。22月3月期については「現状では正確な見通しが立てられない」としている。

同社は28日、6月29日付けで吉田謙次常務執行役員(60)が社長に昇格する人事を発表した。社長交代は12年ぶりで、上西京一郎社長(63)は特別顧問に退く。吉田氏はこれまでTDLや東京ディズニーシー(TDS)の飲食施設などを管轄するフード本部のトップを務めた。

足元では新型コロナの影響により入場制限などの措置が続くが、吉田氏は「不要不急のコストを精査した上でパーク運営の効率化を進め、今年度の黒字化を目指す」と述べた。今後同社では2023年度にTDSにて新エリアをオープンする予定。吉田氏はこれまで同事業のトップも務めており、「足元は非常に厳しい状況が続くが、必要な投資は継続する。パークの魅力を向上し、体験価値を高めたい」と抱負を語った。

吉田謙次(よしだ・けんじ)1984年(昭59年)法大経済卒、オリエンタルランド入社。2015年執行役員、19年常務執行役員。東京都出身。

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