小糸製作所の23年3月期、一転9%減益 車減産響く
小糸製作所は27日、2023年3月期の連結純利益が前期比9%減の350億円になる見通しだと発表した。20%増の460億円と見込んでいた従来予想から一転減益となる。中国・上海のロックダウン(都市封鎖)の影響などで自動車メーカーの減産幅が想定より大きくなったことが響く。
売上高は15%増の8740億円と従来予想から30億円引き上げた。為替の円安が押し上げる。ただ主力のランプ販売は数量が落ち込む。
同日発表した22年4~6月期の連結決算は、最終損益が10億円の赤字(前年同期は106億円の黒字)、売上高は前年同期比5%増の1934億円だった。ロックダウンの影響を大きく受けた地域が全体を押し下げた。日本事業の営業利益は71%減、中国事業は70%減だった。
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