航空電子、純利益1%増へ下方修正 23年3月期
日本航空電子工業は27日、2023年3月期の連結純利益が前期比1%増の145億円になる見通しだと発表した。従来予想から40億円下方修正した。中国を中心にスマートフォン需要などが想定より減少し、主力のコネクターの販売が落ち込む。急速に進んだ為替の円高・ドル安も収益を押し下げる。
売上高は4%増の2330億円、営業利益は2%増の185億円を見込む。それぞれ従来予想から170億円、35億円下振れする。スマホに加え、自動車の生産回復の遅れや産業機械の受注減速も響く。
同日発表した22年4〜12月期連結決算は売上高が前年同期比8%増の1837億円、純利益が29%増の134億円だった。