京成、成田空港路線低迷で52億円の営業赤字 22年3月期

京成電鉄は27日、2022年3月期の連結営業損益が52億円の赤字(前の期は180億円の赤字)になったと発表した。従来予想は24億円の黒字だったが、一転2期連続の営業赤字になった。新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」の感染拡大による水際対策の強化で、成田空港に向かう鉄道利用が落ち込んだ。
売上高は前の期比3%増の2142億円と従来予想を150億円下回ったが、最終損益は44億円の赤字(前の期は302億円の赤字)と同9億円赤字額が縮小した。持ち分法適用会社のオリエンタルランドの収益が想定を上回ったことが効いた。