オエノンHD、焼酎「ビッグマン」など23年3月から値上げ

オエノンホールディングス(HD)傘下の合同酒精(東京・墨田)と秋田県発酵工業(秋田県湯沢市)は27日、2023年3月1日出荷分から甲類焼酎などを値上げすると発表した。値上げ幅はそれぞれ合同酒精が1.2~9.9%程度、秋田県発酵工業が1.2~12.8%程度。円安による原料の粗留アルコールの高騰や、原油高によるエネルギーコストの上昇分を価格に転嫁する。
合同酒精は甲類焼酎24商品を1.2~9.9%程度、甲類焼酎と乙類焼酎をブレンドした「甲類乙類混和焼酎」8商品を2.9~4.8%程度値上げする。甲類焼酎は6月以来、甲類乙類混和焼酎は3月以来の再値上げになる。主力の「ビッグマン 25% 4リットル」の参考小売価格は税別2967円から55円上がって3022円になる。
秋田県発酵工業は甲類焼酎やリキュール・スピリッツなど計38商品が対象で、一部商品は6月以来の再値上げとなる。焼酎「そふと新光 25% 4リットル」は税別2912円から55円上がって2967円になる。

原材料価格や物流費の高騰を受け、食品・サービスなど幅広い分野で値上げの動きが広がっています。最新の記事をまとめました。